【FUTURE】SFPC Diary from New York: 0と1の世界

しばらく間があいちゃいましたがSFPCブログ第2回目。
コンピュータが0と1の世界だと知っていても、それを意識しながらMacを触ったりコードを書いたことがある人は少ないのでは?Zach(*1)がSFPC最初の授業で教えてくれたことはバイナリ(2進数)について。
 

SFPCについて知らない人はそんなこと勉強するの!?と思うかもしれませんが、これがSFPCの面白いところでボクがNYに来てまで参加したかった理由の一つです。技術やテクニックについて学ぶ学校ではなく、Poetic Computationについて学ぶ学校だということ。新しいモノ(とりわけ表面的なこと)に目が行きがちな世界でどう本質に目を向けるのか。自分自身めちゃくちゃ新しいもの好きでガジェット大好きだからこそこういうことについて学びたかったのかも。
 

We love every numbers between zero and one. Zach. @katiesmillie

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どんなことにおいても基礎を学ぶことは大切。でも、ローレベルなこと学習してもアウトプットに結びつけることができなかったり、勉強したはいいけど自分の中に取り込むことが難しかったり、そもそも学習するキッカケがなかったり。。。それを第一線で活躍するアーティストであり、教育者としてパーソンズ美大で10年教えたZachから学べるのがSFPCです。ホント贅沢な場所だと思います!
 

【バイナリの世界】
 
ちょっと脱線しましたが、ここからバイナリについての話。
コンピュータは電気が通る通らない(0と1の)バイナリの世界だということを聞いたことがある人も多いはず。ボク達が毎日のように触っているiPhoneやパソコンなど全てのコンピュータの最もベーシックな部分です。いま皆さんが目にしている文字、聞いている音楽、マウスの動き。どれも待ったく違うものですが目の前にあるマシンのなかでは全てバイナリで処理されています。でも、それを意識している人は少ないです。
 

このブログを読んでいる皆さんなら”音から映像”を生成するアート作品やVJなどを見たことあると思います。授業でもそのような画像を音に変換するサンプル(*3)を見せてくれてたんだけどバイナリについて学んだ後だからか今までと全く違う視点から見ることができました。これまでは画像を音に変換するという表面的なことにしか注目してなかったけど、どちらも同じデータ(バイナリ)であるということを意識して見たのは初めて。こういう発想や考え方は自分が何か作るときにも役に立つはず!
 
Data is Data.
 

今回の参加者の半分はプログラム未経験者で、Zachからはどう勉強したらいいかアドバイスがいくつかありました。よく本屋で目にする「一週間で覚える○○」みたいなのは無理で、マスターするには何年もかかるし時間がかかることだからこそ近道をせず一歩ずつ深い理解をすることが大切。またプログラミング言語というからには英語や日本語と同じ言語なんだから、紙に印刷してわからないところにマーカーを引くのもいいよとも言っていました。Zachも昔、ジョン・マエダのコードを印刷してマーカーを引いていたそうです!
ボクもやってみてすごく良かったのでわからないコードが出できたら皆さん試してみてください。
 

We like to print codes

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Taeyoon(*2)のフィジカル・コンピューティング授業でもローレベルなことをやっていてトランジスタやゲートについて一から学んでいます。ハードウェアで何かはじめようと思ったらArduinoがあるし、トランジスタやレジスタをつかって自分でゲートを組むことはSFPCに来なかったらやってなかった。
 

A photo posted by School For Poetic Computation (@sfpc_nyc) on Apr 5, 2015 at 9:34am PDT

 
こんな感じの授業を通して考え方だったりコードやコンピュータに対する接し方が変わったと思う。
2015年秋のSFPCが6月15日まで募集中です!
http://sfpc.io
何か聞きたいことがあったらメールで連絡ください。
 

*1 Zachary Lieberman: アーティストでありopenFrameworksの共同設立者としても知られている。SFPC共同設立者。http://sfpc.io/people/zach-lieberman/
*2 PhotoshopでRawフォーマットで保存した画像をAudacityで読み込むんで音楽を再生する。
*3 Taeyoon Choi: 韓国出身、ニューヨーク在住のアーティストでSFPC共同設立者。http://sfpc.io/people/taeyoon-choi/

 

AUTHOR
NAOTONE(Naoto Yoshimoto) 札幌と東京を中心に活動するProgrammer、Designer。2015年3月からSFPC 2015年春学期に参加するためNYへ。
info@naotone.com
http://naotone.com/
http://instagram.com/naotone/