音楽家 蓮沼執太の個展「知恵の処方」がアーツ千代田3331で開催

音楽作品のリリース、コンサート公演、映画、舞台芸術、音楽プロデュースなど幅広いフィールドで活躍する音楽家である蓮沼執太の個展がアーツ千代田3331で3月20日(金)から開催される。
本展覧会では新作のインスタレーションを発表。展示空間に音響的彫刻をインストールし、観客の存在/不在といった環境因子によって音響を変容させる、現象を作曲する試みとのこと。
 
*以下蓮沼執太からのコメント

当初、私は展覧会のタイトルを『No Music was Playing』にしようと考えていました。古い時間と新しい時間の接続が主題でした。それは今も変わらないのですが、そこへふと、ルーマニアの思想家エミール・シオランの短文を思い出しました。
われわれは、時間にゆっくりと押しつぶされるよりは、時を追いこし、刻々の時にわれわれの時間を加えるほうがましではないかと考えた。この、古い時間に接木された新しい時、練りあげられ、計画された時は、やがてその有毒性を暴露しようとしていた。時は、自己を客観化しながら、歴史、すなわち、われわれ自身が自分の前に打ちたてた怪獣から脱れることのできない宿命となろうとしていた。それに対して受身の態度や、知恵の処方は何ものもなしえなかった。
『自己に反する思考』
我々に潜在する時間感覚を共活性、すなわち人間とそれ以外の総て、地球の総体を比較する実験を試みました。その方法は無限にあって構わないでしょう。
*『知恵の処方|Prescription for Coactivity』について
“coactivity” を “知恵” と翻訳しました。co-activity=共活性。またはサイエンスの領域だと、同時活性化、という意味が近しいでしょうか。
蓮沼執太
(Via 3331 website)

また2015年5月に開催予定の個展『作曲的|compositions – space, time and architecture』(国際芸術センター青森(ACAC))、7月開催予定の国際展別府現代芸術フェスティバル2015「混浴温泉世界」での出展も決まっており、本展は新たな手法を取り入れた第1弾の展示となるので、是非足を運んでいただきたい。

♯026 3331 ART FAIR recommended artists 蓮沼執太 「知恵の処方」
日程:2015年03月20日(金)~2015年05月11日(月)
オープニングパーティ:3月20日(金) 18:00-20:00
時間:12:00-20:00
休み:会期中無休
料金:無料
会場:1F 3331 Gallery
住所:〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14 3331 Arts Chiyoda 1F
協力:NO ARCHITECTS